読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

白い付箋

映画とか日常とか

ハワイに行きたくなる神話

雑談

過去に書いたものサルベージ。
岩波文庫の「フェードル/アンドロマック」を読み進めていたときの記事です。

 

たいして詳しくないのできわめてテキトーに書いてますが、
古代ギリシャに栄えた物語(とそれを題材にした物語)は
カミサマの世界とニンゲンの血統が地続きになっているのがおもしろい。
古代の悲劇といえば人間同士のチミドロないざこざがメインですが、
登場人物の中にカミサマの娘とか息子とかが突然いたりするので
現代の感覚からするとなんとなくフシギな感じがしますね。

世界各地の神話をよむのが好きなのですが、
ギリシャ神話やローマ神話の神々はたいてい感情や欲望に正直で、
だいたいニンゲンカンケイがカゲキでドロッドロなのでつい身構えてしまう。
後世に残っている「神話」や「伝説」は
庶民のための娯楽・読み物としてのいち面もあると思いますが
それでいいのかカミサマ・・・。それでよかったのかギリシャの人・・・。

北欧ケルト神話は英雄譚だったり有名な騎士物語に通じていくこともあって
こちらは読みやすくてとても好き。
アーサー王伝説ならガウェイン卿(とラグネルの話)が好きなので、
ファンタジー系RPGのゲームなどでガウェイン由来のキャラクターがいると
つい贔屓します。

 

ここ最近はハワイ神話に興味がありまして
いろんなハワイ文化・ハワイ神話を紹介しているサイトを巡っています。
(日本語のもの、というと書籍よりネットのほうが圧倒的に資料がおおい)

ハワイ神話では、ペレという、めちゃめちゃ気がつよくて美しくて嫉妬深くて惚れっぽい(これがだいたいのトラブルの原因である)火山の女神さまが世界の中心にいて、ペレを畏れ奔放さに翻弄されつつ慕ってもいるほかの神々(姉妹たち)が彼女を囲んでいる、というような構図が多いようです。

私がすきなのはポリアフという雪の女神で、いつも冷静さでもって勝利をおさめるというような、烈火の如きペレと対を成すようなカミサマです。
ハワイ神話のなかでは、相性が悪いもの同士でも敵対しそうでしないし、
自然現象それぞれにカミサマを見出しているような共存関係。
こちらもやっぱりニンゲンカンケイで揉めたりしてるんですけど
どことなくおおらかというか、のどかというか
「ペレの怒りに触れ、かわいそうなことに死によって引き裂かれたふたりでしたが、
生き返って幸せにくらしました」みたいな展開が用意されていたりして、
悲劇でも結局ハッピーな感じがとてもよいです。
ハワイの人のスピリットが成せる物語なのかもしれないと思うと、
行ったことないけどハワイがすきになりました。
ハワイに行きたい。

(2015年11月23日)